「小説指南」

最近なにかと話題になっている、「五代ゆう&榊一郎の小説指南」を、今頃になって購入しました。

五代ゆう&榊一郎の小説指南 (ホビージャパンMOOK) 五代ゆう&榊一郎の小説指南 (ホビージャパンMOOK)
五代 ゆう/榊 一郎 (2007/07/05)
ホビージャパン

この商品の詳細を見る



実を言うと私は、某創作系の専門学校で、まさにこの五代先生と榊先生の講義を受けていた生徒でもありました。
そして在学中に、ファンタジア文庫から「天華無敵!」でデビューしたわけで。

いわば、お二方の指南は正しいのですよ、という実績の一人なわけです('-'*)
(名前はあげませんが、他にも何人かいらっしゃいます)




で、この本を買われる方は、基本的に、
「ライトノベルでプロの作家になりたい! この本でなにかわかるかも!」
という人が多いでしょう。
ところが本の冒頭にも書かれているように、ある種の「覚悟、心構え」がないと、理解できないことが多いと思います。

その心構えについて、「こういう精神を持たなければダメだ」というふうに、本は解説していきます。意識改革から始めていくわけですね。


ただしそれを読んでも、
「うんうん、そうなのか。わかる!」
という人と、
「わかんないよー。なに言ってんの?」
という人に別れてしまうことになります。



わからない人は「タイトルのとおり指南してもらうはずだったのに、悩む一方だよ!」と怒る場合もあるかもしれません。
でも私は、それでいいのだと思います。

実はこの答は、本の最後の方に書かれているのです。

「これが解るか解らないかってのが一つの壁になってますよね」

榊先生はそうコメントされています。
これが全てじゃないでしょうか。


この「~小説指南」は、読み手への『試金石』だと私は思います。
単純に言うと、この本に書かれている内容がわかる人は、プロ作家になるために必要な思考パターンができている、ということです。
逆にサッパリな人は、まだなにかが足りないのです。

「その足りないものって、だからなんなの!?」
……私も、作家志望者としてこのように悩み、最後はその「なにか」を埋めたくて専門学校にまで行ったわけですが。
この部分は、もう自分でもがくしかないと思います。

創作系の学校に入ろうが、何冊も指南書を読もうが、結局自分の努力なしにはなにも成されない、ということです。
そのため、この本はいたるところで「マニュアルなんかない」と書かれています。


ただしこの本が素晴らしいところは、内容がわかる人には、さらに精神の改革ができる、ということです。
そしてわからない人にも、ある日突然わかる日が来れば、それはそれで自分のスキルアップがわかるバロメーターになるわけです。

これが千円で買えて、何度も読み直せるのだから、いい時代になったものです(≧▽≦)




それはそうと、私の持論は、
「長編三本書いてみれば、プロ作家になれるかどうか自分でわかるよ」
というものです。

原稿用紙三百枚前後の物語を三本書いてみて、まだまだ書きたいものが自然と出てくるのなら、その人はきっとそのうちプロになります。

ですが、三本長編を書いて、「ああ、なんかもう書きたいものないや」という人は、趣味の範囲だった、ということです。


ところでこの場合、長編三本とは、最後までしっかりと書ききって終わらせたもの、のことですのでご注意を。
書きかけで終わったものはカウントしません。

また、三本とも別々の作品であることが条件です。
ずっと同じ話を書き直していても意味はないし、また同じ世界観の続編などであっても無意味です。
一本の物語にこだわっていても仕方ないのです。だってプロになったら、次々にいろんな話を書いていかなければならないんですよ?


いやはや、プロはけっこう大変なのです(・_・;
……などという話が「~小説指南」では、きっちりと書かれています。


私なんかよりもよほどしっかりした内容で、いろんなことを二人のプロが語ってらっしゃいますので、興味がある方は買ってみてくださいね。
絶対に勉強になりますよ!



ただしやはり、自分でがんばる必要はあります。
作家志望の人は、まずは長編を三本書くのが手っ取り早いかと。

いや、プロになってからも勉強の日々なのです。
私も日々精進ですよー_(^^;)ゞ
スポンサーサイト

Comment

Comment Form

管理者にだけ表示を許可する

Trackback


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

AIR オリジナルサウンドトラック

今更ですが、鳥の詩、すごく良かったです。もう何回聴いたか解りません。おそらくこの先、何年経っても聴いてると思います。 つい最近劇場版「Air」が放映されて、かねてからこのオリジナルゲームは大変評価が高い事を知っていたのでどういうものか観て見た。劇場版はゲー