まずは、お礼を。

先日のブログでの呼びかけに、多くの人が応えてくださり、ありがとうございました。
拍手ボタンもかなり押されて、本当に恐縮するばかりです。

いつもはジャンルランキングで200位くらいをさまよっているのに、おかげさまで一時的に13位に浮上しました。

あ、しまったなー。本の宣伝をしておけばよかったのに、と下劣なことを考えたのは……しょうがないと思ってください(^_^;)


勇者ノ心得 魔王少女、教育します。 (ファミ通文庫)勇者ノ心得 魔王少女、教育します。 (ファミ通文庫)
(2010/11/29)
ひびき遊

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というか、あえて最初にこういうことを書くのには、理由がありまして。
今回の件で実は、私「個人」のメリットはありませんでした。

結果がどうあれ、「規制に反対したい」という人の力になれれば、という思いだけでやったことですが。その半面、やはり気分を害するような反応もありました。
また、当然のように仕事の原稿も抱えています。私は遅筆なので……どうにか締め切りに影響が出ないよう、現在、帳尻あわせをしている最中です;


そして、皆さんは誰も予想していないことだとは思いますが。
……これで、私が仕事で「干される」可能性もあります。


「ひびき遊という作家は、政治的な活動に熱心なようだ。あんなヤツと仕事したらややこしそう」と考える編集さんも、業界にはいるのです。
そんな馬鹿な、と皆さんは笑われるかもしれません。しかし実際に、近い話はすでに起きていまして、私も直接耳にしています。

ですから……数年後、私は本を出していないか、別の筆名で仕事をしているかもしれません。
いえ、そうならないようにもちろんがんばるつもりですが。でも、なにぶん吹けば飛ぶような作家ですので……!orz



三月にこの話が持ち上がったときは、私の名前は伏せたまま、情報を拡散させていただいたことがありました。
(※ことの顛末は、『非実在青少年<規制反対>読本』に載せてあるとおりです)


非実在青少年〈規制反対〉読本非実在青少年〈規制反対〉読本
(2010/06/04)
サイゾー&表現の自由を考える会

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なるべくそういった形で、表に出ないようにした方が、私の立場的にはよかったのです。
ところが今回あまりにも時間がなく、デメリットは承知で行動するしかありませんでした。

呼びかけの冒頭で「なりふり構っていられません!」と書いたのは、そういうことです。



ただし、今更後悔はしていません。
動いてくださった皆さんに、感謝するのみです。

そして……結局、今回のことで効果がなかったとしても、反対派どうしで非難し合わないでください。

「もっと有効的な情報があれば」「もっと早く出版社が動いていれば」「もっと作り手側ががんばれば」「もっと大御所が声をあげれば」「もっと反対派の議員が」「もっと誰かが」……いえ、いろんな方々ができる範囲で、ちゃんと行動はしてきたはずです。それこそ、三月の時点から。

非難されるべきは、都の方です。
こちらの時間を奪うために、改正案の公開をぎりぎりまで遅らせました。もうこの時点で反対派は後手に回るしかなく、十分に声をあげることができなかったのです。



最初に、私はこのブログが「13位になった」と書きました。
でも、これ、本当にすごいことでしょうか?

本来なら、もっと上位になってもおかしくはないことだと、私は思っています。
むしろ13位程度しか、関心を集められないというのが、問題の本質なのかもしれません……。


そして、たとえ条例が可決されても、まだ終わりではありません。
反対派に回ってくださった議員さんたちを通して、どう運用されるのか、私たちが注目していく必要があります。



……私も本来は、こういったことは苦手です。
好きなことしかしたくなくて、今の仕事に就きました。

それでも、その「好きなこと」を守るためには、踏ん張らなければならないときがあると思います。


そいういった気持ちを、私は漫画やアニメなどから学んできた気がします。
フィクションの世界ですから、普通ではないような、過剰な描写はあるでしょう。
けれど、「こんなことはしちゃいけない」「許せない」という主人公と心を重ねて、倫理観を育ててきた感じがするのです。

少なくとも私の心の中には、「ヒーロー」がいます。
何かの行動をするときはそのヒーローが、「お前はそれでいいのか?」と問いかけてくれるのです。


そんなヒーローのことを「馬鹿馬鹿しい」「気持ち悪い」「漫画の読み過ぎだ」と、切り捨てるのは簡単でしょう。
けれど、どんな大人よりもはっきりと、「これは正しい」「これは間違っている」と言ってくれますよ。

私は、自分の中にヒーローを持っていない人の方が、哀しいなと思います。

だからこそ、もっと漫画やアニメを楽しめる世の中でいてくれれば、と願います。



そして私自身が、より読者の方を楽しませる話を書いていきますね(^▽^;)

よろしければ最新作、ファミ通文庫『勇者ノ心得』を本屋さんで見かけたときにでも、手に取っていただければ幸いですノシ すみません、オチこんなので~m(_ _;)m
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